タイ株

タイ株は政治混迷によって市場は停滞気味?おすすめの個別銘柄はあるのか?

タイ株は政治混迷によって市場は停滞気味?おすすめの個別銘柄はあるのか?

タイには観光旅行に行く方も多く比較的身近に感じている方も多いのではないでしょうか。

ではタイは株式投資の対象としてみると如何でしょうか?

 

本日は指数(インデックス)・個別株の見通しと注意点をお伝えしていきたいと思います。

新興国投資を行いたいという方は是非ともご覧いただければと思います。

 

タイのファンダメンタルズ(経済・政治・財政)と為替の見通し

株式投資を行う前にまず投資対象国がどのような状況であるかという点を把握しないといけません。

まずタイという国のファンファメンタルズ分析と為替リスクのおさらいを簡単にしていきたいと思います。

 

人口増加打ち止め・増える高齢者・ルイスの転換点をまだ迎えていないことのみポジティブ?タイへの株式投資はありえるのか。

政治経済の混迷なるもタイバーツの為替相場は安定的!立役者である低インフレと国際収支の側面から紐解く

 

タイは2006年のタクシン首相の退陣後、政治が軍事政権による短命政権の入れ替わりにより政治が混乱しています。

更に経済成長率も3%程度と他の新興国より低く推移しています。

 

更に今後人口も減少局面ということを考えると経済成長の鈍化が一時的というよりは恒常的なものであると考えられます。

一方、財政は比較的安定しています。

 

新興国投資を行う上で為替見通しも重要となります。

タイの株式はタイバーツ建で取引されているため、タイバーツの為替見通しも円建の投資成果に影響を及ぼすためです。

タイバーツは成長力が低いことによる低インフレ、堅調な経常収支の黒字により他の新興国通貨に対して強含んでいます。

今後も堅調に推移することが予想されます。

 

経済成長速度は遅いものの、為替リスクは低いというのが現在のタイの投資環境ということです。

 

タイ株の市場平均SET指数の推移と今後の見通し

タイの市場平均SET Indexはタイ証券取引所に上場している全銘柄を対象として算出・公表されている株価指数。

全銘柄ではなく時価総額が大きい50銘柄、100銘柄を対象にしたSET50指数、SET100指数があります。

 

1975年の指数が100なので40年間で16倍というレベルですね。

日経平均が戦後から40年で200倍になったことを比べるとイマイチという感じです。

 

タイSET指数推移

参照:楽天証券

 

 

現在のタイ市場のPERは15倍、PBRは2.2倍と特に安くも高くもない水準といったところです。

SET指数(青)とTOPIX(赤)を比較すると以下の通り過去10年ではSET指数に軍配があります。

 

TOPIXとSET指数の比較

 

しかし、直近5年間で比較するとTOPIXの方が堅調に推移しています。

SET指数に関してはほぼ横ばいと軟調に推移していることがわかりますね。

 

SET指数とTOPIXの比較

 

政治の混迷がかなり大きく響いているのが読み取れますね。

 

タイ株の市場平均に投資する方法〜ETFがおすすめ〜

正直新興国投資を行う上で、タイの市場平均への投資はあまり魅力的には見えません。

ただ敢えて投資する方法としてはETFがおすすめですます。

ETFについては以前ETFをわかりやすく解説で詳しく説明しています。

ETFは株式市場が開場している時であれば、通常の個別株のように取引を行うことが出来ます。

 

例えば現在楽天証券ではBlack Rockによって運用されているMSCIタイETFを取引きすることが出来ます。

構成銘柄は124銘柄でSET指数への連動を目指すように設計されております。

 

タイの個別株を購入する方法〜購入できる証券会社は楽天証券、SBI証券双方で可能〜

新興国の中にはそもそも個人投資家は現地で口座を開設しなければ取引できない国が存在します。

また取引できたとしてもインドのように直接個別株取引を直接行うことが出来ない国も存在します。

 

直接投資ができない国では主にADRという仕組みを用いて米国株に上場されている銘柄の取引を行わなければいけません。

 

しかし、タイの株式市場は日本でも人気の新興国株式市場です。

その為、楽天証券やSBI証券といった大手のネット証券会社で直接タイ市場に上場されている銘柄を取引きすることが可能です。

 

タイ個別株取引を行う際の注意点〜高い取引手数料と為替手数料〜

新興国銘柄を取引する点の注意点として高い手数料があります。

SBI証券でも楽天証券でも取引の度に1%の手数料がかかります。

 

つまり購入して売却することによって往復2%の手数料がかかるということです。

更にここから為替手数料について注意しなければいけません。

以下赤枠に記載の世織為替手数料として片道8銭となっています。

 

楽天証券のとタイ株の取引ルール

 

タイバーツ円のレートが3円50銭であることを考えると8銭つまり売買16銭の手数料ということになると、

約5%の為替手数料が発生することとなります。

 

取引手数料と合わせて7%の手数料というこよになります。

つまり7%以上の値上がりが見込めないと投資損益はマイナスということになりますね。

非常に大きなdisadvantageを背負って相場に臨こととなります。

 

タイのおすすめ個別株①:CPオール

タイの個別銘柄としておすすめするのはタイでセブンイレブン等を運営するCPオールです。

CPオールはセブンイレブン商標付のコンビニの運営に従事する唯一の事業社です。

 

セブンイレブンの運営の他に現金取引の量販店、支払センターの運営、その他にも様々な事業を行っております。

私が注目する理由は日本でもコンビニが一般的になり始めたのは1980年からだからです。

 

現在のタイの経済水準を当時の日本と同水準と考えるとコンビニが今後台頭していくと考えるからです。

 

業績は売上と利益共に右肩上がりに成長

以下はCPオールの業績推移です。

 

CPオールの業績推移

 

年度
2016/12
2017/12
2018/12
2019/12(予)
2020/12(予)
売上高
434,711.87
471,069.22
508,552.47
558,394.58
607,177.04
営業利益
28,277.80
31,260.54
32,027.72
--
-
税引前当期利益
20,142.42
23,506.08
25,151.70
28,449.71
32,736.21
当期利益
16,676.51
19,907.70
20,929.65
23,178.06
27,041.09
EPS(バーツ)
1.85
2.21
2.32
2.57
2.97
PER(倍)
32.99
33.50
35.62
31.92
27.62
配当(バーツ)
1.00
1.10
1.20
1.27
1.45

さらにROEは27%と非常に高い数値を示しています。

業績並びに利益の効率性は申し分ないレベルでしょう。

 

株価も右肩あがり

以下はCPオールの過去10年の株価推移です。

業績の伸長にともなって順調に株価も上昇していっています。

 

CPオールの株価推移

 

おおむね利益に比例して伸びていっているため、PERは常に30倍近辺で安定しています。

今後の中間層の高まりも追い風となりますのでタイで一押しの銘柄であるといえるでしょう。

 

タイのおすすめ個別株②:アユタヤ銀行

アユタヤ銀行は三菱東京銀行が出資しているタイの大手銀行です。

バンク・オブ・アユタヤ(Bank of Ayudhya Public Company Limited)はタイ及び他の国の支店ネットワークを通じて事業を展開するタイの商業銀行である。【事業内容】同行は法人、中小企業(SME)及び個人顧客という3つの重要な目標グループに資産・ローンに関するサービスを提供する世界銀行である。

 

業績は堅調に推移

業績は以下の通り順調に増加しています。

堅実な経営が行えているということができるでしょう。

 

アユタヤ銀行の業績推移

 

年度
2016/12
2017/12
2018/12
2019/12(予)
2020/12(予)
経常収益
85,924.55
94,997.81
107,131.77
115,568.29
117,943.99
税引前当期利益
27,092.28
29,299.53
31,658.44
37,950.32
35,896.08
当期利益
21,404.03
23,209.27
24,812.63
33,205.67
28,820.77
EPS(THB)
2.91
3.15
3.37
4.53
3.93
PER(倍)
13.32
12.20
10.38
7.17
8.2
配当(THB)
0.85
0.85
0.85
1.09
1.12

ROEも銀行という業態から考えると高い10%以上の水準となっています。

 

株価は停滞しているため割安度が高まっている

業績は堅調に推移しているのに株価は停滞しています。

 

アユタヤ銀行の業績推移

 

結果的にPERは8.2倍と割安な水準となっています。

マグマがたまっているので跳ねる時は大きく株価が上昇するでしょう。

 

タイ株式投資のまとめ

タイの株式市場は市場全体として経済の減速に呼応する形で、減速しているものの上昇基調は維持しております。

市場平均を取引きするにはETFが適しており、個別銘柄も直接タイ市場にアクセスして取引することが可能です。

 

しかし、個別銘柄取引では売買往復で取引手数料が2%、更に為替手数料が5%掛かり合計7%も発生します。

取引を行うのであれば7%以上の利益が狙える銘柄に投資する必要があります。

 

個別株はSBI証券と楽天証券双方で取引が可能ですが、私が現在おすすめ銘柄はCPオールです。

同社はセブンイレブン商標を使える唯一のタイ企業であり、今後の国民需要を更に取り込むことが期待できます。

 

おすすめの新興国投資手法

タイは現在魅力的な新興国かと言われると疑問符がつきます。

正直推奨できるレベルではありません。

 

かつては勢いよく成長していましたが成長は停滞気味で敢えて新興国投資の対象国として選択する合理性は見当たりません。

今現在筆者が最も注目しているのはバングラデシュの不動産投資です。

 

バングラデシュは中国とインドに挟まれた場所に位置しており日本の高度経済成長期初期の様相を呈しています。

日本の高度経済成長期のように数年で数倍になることが普通の環境となっています。

 

以下で何故筆者がバングラデシュ不動産に熱視線を注いでいるのかという点について詳しくお伝えしています。

目からウロコの内容だとおもうので目を通していただければと思います。

 

【バングラデシュ不動産投資】評判の「Top Field Japan」セミナーに参加し出資したのでレビュー

【2020年】おすすめ投資先ランキング

海外アセットマネジメント会社出身者の独自の視点で2020年時点のおすすめの投資先ランキングを作成しています。

老後に向けての資産構築を考えている方は特に参考にしていただければと思います。

 

 

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