BRICS各国のファンダメンタル分析から株式投資の魅力と注意点、おすすめ銘柄について紐解く!
ここでは、BRICsの株式市場の投資環境を一挙に分析、そして有望銘柄の紹介まで実施しています。
BRICSは、世界経済成長の主役となるとされている国々のことを指しています。
B=ブラジル
R=ロシア
I=インド
C=中国
2020年に入り、世界情勢も大きく変わる中、注目される国は変わっていきますが、BRICsは変わらず、注目国です。
新興国株投資に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
はじめに、BRICsとは
BRICSは2000年代に今後著しく成長する国として発表された新興国です。
時代はながれ、2020年の現在では既に成長に陰りが見えている国も存在していますが、
2000年代は世界経済成長の牽引役でした。
BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を合わせた造語です。ゴールドマン・サックス社が2003年に発行したレポートの中で用いて以来、一般にも広く使われるようになりました。このレポートの中で、2050年にはBRICsの4カ国がGDPで上位6カ国に入る可能性があるということが記載されていました。
BRICsの4カ国は、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長するであろうと注目されています。
引用:smbc日興證券
2050年にはBRICsの4国がGDPで上位6カ国に入る可能性があるとされていました。
ブラジルといえば、広大な大地に有り余る資源、穀物を持つ国。
外交が今より効率的、効果的に推進できるようになれば、世界経済の追い風とされるには十分なポテンシャルを持つ国です。
ロシアといえば、やはり原油。資源大国でまだまだ健在です。
インドは誰もが認識しているように、人口が絶賛爆発中、GoogleやマイクロソフトのCEOも輩出しており、その潜在能力は計り知れません。
中国は、アジア全域の経済成長を左右する存在であり、中国を中心としてまだまだ新興国である東南アジア諸国も経済成長を期待されています。
中国の存在感は、やはり、凄まじいものがあります。
ここからは、個別の国をしっかりと特集していきますので、ぜひ投資の参考にしてくださいね。
ブラジルの経済概況と株式市場・有望銘柄
ブラジルといえば、南米の大国、サッカーのイメージが強いですよね。
経済面ではインフレ率が高く、経常・財政赤字、加えて度重なる汚職問題でネガティブなイメージが強い国でした。
しかし、近年はインフレ・経常赤字が改善されようやく2010年くらいの頃の経済活性化が少しずつまた期待され始めています。
ボルソナーロ大統領のもと年金改革法案を通過され、今後財政健全化への取り組みが更に期待されています。
今回はそんなブラジルをファンダメンタル・統計の観点から解剖し、株式投資先として魅力的なのかを解説しています。
政治の混迷から抜け出しつつあるブラジル株式市場は投資妙味がある?おすすめ銘柄とともに紹介する!
ロシアの経済概況と株式市場・有望銘柄
「ロシア」といえば、
2018年の日本代表がベスト16まで進んだワールドカップの「開催地」という印象が強いのではないでしょうか。
非常に気温が低い地域で、体を温めるために水を飲むかのごとく「ウォッカ」を飲む文化がある印象が私には強いです。
ロシアといえば日本の45倍の国土を持ち、石油資源大国です。
ロシア株式投資を考える前に、株式投資は必ず投資対象となる国をマクロに分析する必要があります。
ロシアは原油価格の下落で経済は打撃をうけ財政問題も抱えましたが、近年は改善の兆しが見られています。
株式市場は割安ではありますが、成長率という点では既に物足りないレベルとなっています。
ロシアでの株式投資を行なっていく上では、
株式市場、株価推移、為替動向なども然り、正確に分析した上で投資判断をしていく必要があります。
以下では、それらを含むファンダメンタル分析、為替リスクについて、そして有望な株式銘柄を紹介しています。
原油価格復調で息を吹き返したロシア株式市場は割安だけど魅力的なのか?
インドの経済概況と株式市場・有望銘柄
「インド」といえば、今後最も発展する国の一つとして名乗りをあげていますよね。
首相もモディ氏が就任し、さらに経済成長は加速しています。
人口は12億人と世界では1位の中国の次に多く、
人口だけではなくGoogleのCEO、
マイクロソフトのCEOを務めるのもインド人だったりと富裕層の優秀さも際立っています。
間違いなく今後派遣を握ることになるであろうインド。
以下では、そんなインドの株式投資の魅力と注意点についてファンダメンタルや為替動向も含めてお伝えしています。
【インド株式投資】経済成長加速で魅力度が高まるインド株式市場の魅力を徹底検証!
中国の経済概況と株式市場・有望銘柄
中国といえば言わずとしれた、2009年に日本のGDPを超えて世界第二位の経済規模を誇る大国です。
中国を語らずして新興国を語ることはできないばかりか、世界経済も見ることは出来ません。
2010年からの世界は米国と中国の動向によって、大きく世界景気が左右される時代であると言い切ることが出来るでしょう。
IMFのData上では2017年末の時点ですと中国のGDPは12兆140億ドル (約1300兆円) となっております。
2017年の日本のGDPが4兆8720億ドル(約530兆円)となっているので、抜かされてから8年で2.4倍の差の開きが出てしまったのです。
ここではそんな中国という国と株式市場を分析しています。
<中国株式投資マップ>国(経済)・株式市場のファンダメンタルズ分析・為替リスク・有望銘柄を紹介。
南アフリカ
「南アフリカ」と聞くとどのようなイメージがありますか?
経済誌を見れば開発途上国のニューリーダー、豊かな自然に溢れ、アフリカ最大の経済大国です。
治安が著しく悪いイメージがあるのも、アフリカならではですね。
今回は新興国の株式投資をする上で、南アフリカは魅力的な国と言えるのか、
ファンダメンタルな側面と為替、を分析しています。
政治的な混迷を抜け出しつつあるBRICSの一角である南アフリカの株式投資は魅力的?
まとめ
新興国株投資はリターンは高いものの、リスクも総じて高くなるのが特徴です。
これから新興国株投資を検討している方は、入念に準備して、投資先を選定していきましょう。