<中国株式投資マップ>国(経済)・株式市場のファンダメンタルズ分析・為替リスク・有望銘柄を紹介。
中国といえば言わずとしれた、2009年に日本のGDPを超えて世界第二位の経済規模を誇る大国です。
中国を語らずして新興国を語ることはできないばかりか、世界経済も見ることは出来ません。
2010年からの世界は米国と中国の動向によって、大きく世界景気が左右される時代であると言い切ることが出来るでしょう。
IMFのData上では2017年末の時点ですと中国のGDPは12兆140億ドル (約1300兆円) となっております。
2017年の日本のGDPが4兆8720億ドル(約530兆円)となっているので、抜かされてから8年で2.4倍の差の開きが出てしまったのです。
ここではそんな中国という国と株式市場を分析しています。
中国という国と株式市場のファンダメンタルズ分析
中国の分析結果としては、過剰な債務・過剰な投資・過剰な生産性・人口構造・GDPの水準と全ての側面で成長は難しく、
日本のバブルのようなクラッシュがいつ起きてもおかしくない状態です。
寧ろ日本や西欧諸国のような完全な資本主義経済であればとっくに崩壊していてもおかしくありません。
しかし、中国は強力な一党独裁であるため、政府がある程度クラッシュを避けるためにコントロールをすることが出来ます。
ただ抜本的な解決になるわけではなく延命処置を行うに留まります。
中国は独裁者としての地位を確固たるものとしている習近平国家主席が、
2010年に2020年時点でGDPを2010年比で倍にするという目標を立てました。
まるで1960年代の吉田首相の所得倍増計画ですね
習近平国家主席の言葉をたがえるわけにはいけません。
中国は恐らく死に物狂いで2020年までは、現在の6%程度の巡航速度での成長を維持するものと考えられます。
その為、私は中国は2020年を超えた時点で臨界点を迎えて、より深いクラッシュに陥るとみています。
さらに詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
中国のGDPは嘘ではないか?と考える理由
上記の記事で、現在中国が公表されているGDPベースで考えても、債務水準は日本のバブル期の水準であり危険であると指摘しました。
しかし、本当に現在中国が発表しているGDPの数値は真実なのでしょうか?
日本のように確りとした統計が行われている国の数値は信用に値しますが、嘘で塗り固められた国である中国の数値を鵜呑みにするべきではないと思います。
実際に日本でも元財務省官僚の高橋洋一氏が『中国GDPの大嘘』という本を出版し、発売後即重版となるなど日本でも関心の高い話題となっています。
ということで今回は中国のGDP統計は本当なのか?という点に焦点を当てて、以下の記事では解説しています。
中国株式市場の有望銘柄はどれか?
中国の経済が既に崩壊へのカウントダウンは始まっており、GDP統計すら怪しい代物です。
中国は株式市場全体として既にピークを越えており、新興国株投資の魅力が薄れている新興国市場です。
一方個別株には探し出したら魅力的な銘柄はあり得ますが、敢えて中国で投資をする必要はないと考えております。
中国で投資をするのであれば、馴染みがあり確りと分析でき、尚且つ財務諸表に信頼性が高い日本の株式市場への投資で良いでしょう。
詳しくは、以下の記事で。
まとめ
新興国株投資はリターンは高いものの、リスクも総じて高くなるのが特徴です。
これから新興国株投資を検討している方は、入念に準備して、投資先を選定していきましょう。
関連:BRICS各国のファンダメンタル分析から株式投資の魅力と注意点、おすすめ銘柄について紐解く!